施設の母の所には、一週間に一度は行くようにしています。
でも、体調が悪い時は心細いのか電話あり出掛けて行きます。

先日母の施設に行った時、Tさんから母宛に手紙が届いていました。
母は嬉しそうに見せてくれました。


Tさんは、母が施設に入る前に一人暮らしの母の所にきて下さっていたヘルパーさんです。
ケアマネージャーさんは、母との会話の中から、母の性格を読み取ってくださり、
母に合ったヘルパーさん、Tさんを紹介してくださいました。

母は若い頃から短歌が得意で、施設に入る前は広報誌などに投稿何度も入選していました。
ヘルパーさんのTさんは、もともと川柳など新聞などに投稿され入選していた方らしいのですが、短歌に興味を持ち是非、母に短歌を教えて欲しいと言う事になりました。

週一でお掃除に見えるヘルパーさんは、母の所へ来るたびに、短歌を10首ほどノートに綴って来るようになりました。
お掃除が終わるまでに、母はTさんの短歌を赤ペンで添削してあげるのです。
そのうち、Tさんの短歌も、広報誌に載るようになりました。

でも、母もだんだん弱り、ついに施設のお世話になる事になりました。
Tさんは、母が施設に入ると同時に長年続けてきたヘルパーさんの仕事を辞めたそうです。

施設の母は、以前の様に考えられなくなってきたのか投稿しても、広報誌に載らなくなってしまいました。私の家にも届く広報誌なので、見るたびに、母の名前は載っていません…。

きっと落ち込んでいると思い、慰めの言葉を考えながら、
施設に向かった私に母は嬉しそうに、
「Tさん、また広報誌に載ってるよ。今回は一番(先生の評価が添えられている。)だよ。」と嬉しそうに言うのです。
母はいつの間にか、Tさんの入選を自分の事の様に、嬉しく思うようになっていました。

先日の手紙には、母の名を入れて読んだ句が、某新聞に載ったことが書かれていました。
そして、Tさんからは施設の母に「おかげ様で…」と何度も手紙が届いています。
ヘルパーさんを辞めても、母に笑顔を下さっている。Tさんこそ、
本当の母のヘルパーさんだと私は思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。

    ↓Tさんの句です。   ↓ヒトリシズカ
    Y新聞短歌   ヒトリシズカ  施設の窓  

母の部屋からは、緑の草原と青い空が見えます。
カーテンを全開にして、「母さん!一句浮かびそうだよ!」と言うと「そうだね。」と
静かにペンを走らせていました。
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グリーンカーテン

久々のウォーキング

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